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実践編|量より質の時代

まだ日本では、どうしても数を求める傾向があります。そのため、抽選プレゼントなどのインセンティブをつけて、できるだけ多くの数を集めようとします。そこで収集したアドレスというのは、ようやくスタートラインに立っただけです。どのようにリレーションを高めていくか。次々とアドレスを獲得することに力を注ぐよりも、獲得した顧客をどのように育成するかというポイントにシフトすべき時期です。


アメリカのEメールマーケティングは日本の2年先と言われています。それはインターネットの世帯普及率、常時接続やブロードバンドの浸透、迷惑メールの増大、その迷惑メールに対する立法化など、ほとんどアメリカが2年前に経験したことが日本に起こっています。逆を言えば、Eメールマーケティングに関して言えば、現在の日本はアメリカの2年前とほぼ同じなのです。アメリカではその当時、たしかに数の論理が絶対的でした。どれだけ多くのアドレスを収集するかが重要だと。しかしじっさいには、アドレスをどれだけあつめても、コンバージョン率が高くなければ意味がないという議論になってきました。


だからこそダブルオプトインのような、ユーザーの二度手間を取らせるような仕組みで最終的にはある程度が落ちてしまってもいいのではないかという考え方が幅を利かせるようになってきたわけです。つまり「クアンティティ(量)よりクオリティ(質)」の時代となったわけです。


日本の現在のEメールマーケティングはまだ総数至上主義を謳歌しています。2年後には間違いなく、「数を集めても効果がない」という議論になっていくでしょう。そのようにじっさいに体験してからでもいいのですが、先進国アメリカで実証されているわけですから、そこから学ぶのもひとつの方法です。


あとは企業の考え方ということになります。クアンティティ崇拝を続けるか、クオリティを求めていくか。ある意味では企業の「個」とのコミュニケーションの考え方を垣間見ることができる場面でもあります。

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